2015/05/18(Mon)

No.3671
ギルとのリサイタルを終えて
皆様、おいでくださりありがとうございました。
本音を申します。
今まで色々な曲を一緒に演奏してきましたが、二人にとって今回のバッハ/シューマンほど難しかったものはありません。

バイオリニストが一人でバッハを演奏するときには、重音(二つ以上の音を同時に弾く)ときに、楽器の構造上、音を分けて演奏するのですが、そのタイミングは人それぞれ、またそのときの技術的な理由や弦の状態によっても微妙に変わります。
それをピアノが一緒に演奏することでタイミングを合わせる必要が出てきます。バッハでなくても時々出てくる奏法ですが、通常それは想定内で楽譜が書かれています。ところが今回の曲はあまりに多くの重音があるため、和音を分ける箇所、分けない箇所、全てを把握しなければならないのです。またピアノ伴奏譜の都合で、分ければ全く問題ないところでも分けられない箇所もありました。

また、弦楽器には弦楽器特有の音程の取り方があり、今回彼はそれをほぼ100パーセントピアノの音程に合わせなければなりませんでした。

さらに、シューマンの解釈による強弱やフレーズを元にピアノ譜が作られているため、バイオリニストもピアニストも相手の出方を伺いながら調整していく必要がありました。

ほんの一瞬のズレが致命的な崩壊に導くのをリハーサルで何度も経験し、実は非常苦労したのでした、、、。一瞬たりとも気をぬくことのできない緊迫感!
どんな感覚が一番近いかというと、、
ほら、何人かで集まってトランプでやるウスノロ・バカ・マヌケ?
自分のカードを見つつ、目の前に置かれたものを常に手にする瞬間を窺う、、みたいな。

Ferri
リサイタルのご成功、おめでとうございます♪
そんなスリリングな偉業を達成出来たのも、ギル&アキラのお2人だからこそ(!)と感心します。( もしかして、いつも2人でトランプしてますか?)


2015/05/18(Mon)/10:01:07 No.3672

ラッコ  [E-Mail]
素晴らしい音楽を聴かせてくださって、本当に有難うございました。とても難しい演奏なのですね。ラッコは今でも感動しています。あの、この日記のなかの「ウスノロ・バカ・マヌケ」という言葉に、ラッコはちょっとショックを受けてしまいました。
でも、今日もラッコは、江口さんのCD聴いてましたよ!この後のコンサートも頑張ってくださいね。ラッコも楽しみにしております。


2015/05/18(Mon)/10:42:45 No.3673

クララ
トランプなら頑張れそう!!(・・?

2015/05/18(Mon)/21:44:35 No.3674

Ferri
おお、ラッコさん、ショック受けないで!
「ウスノロ・バカ・マヌケ」はピアニスト江口玲さんとは直接関係ない単なるゲームの名前ですからね、ね!?
…と言いつつも、最近「ババヌキ」と聞いて妙に疎外感あるなぁ〜


2015/05/18(Mon)/23:23:55 No.3675

ラッコ
Ferriさん、どうも有り難うございます。
そうですよね、ゲームの名前なんですよね。
ラッコは、このゲームを知らなかったのですが、反射神経が必要な、楽しいゲームのようですね。納得しました!


2015/05/19(Tue)/00:28:42 No.3676

すばる
さらにピアニストには、2会場、違うピアノだったという状況もありましたね。

2015/05/19(Tue)/22:28:05 No.3677



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