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  姜 愛里 プロフィール  

東京とニューヨークで教育を受け、現在マンハッタンを中心に活躍するピアニスト、姜 愛里(Eri Kang) は韓国人の両親の元に東京で生まれ、声楽家でチェリストでもあった母の影響を強く受けてピアノを始めた。
「慈愛に満ちた、しかしながら力強い演奏」(ロサンゼルス・タイム紙)と評され、また彼女の音の美しさには定評があり、他にも「全盛期のルビンシュタインを彷彿させる美音」と賞賛された。
桐朋学園子供の為の音楽教室、同高校を経て同大学を卒業。ピアノを徳丸聡子、室内楽を岩崎淑、故数住岸子の各氏に師事、その間1983年に東京文化会館推薦音楽会オーディションに合格、東京文化会館ホールの新人デビュー・リサイタルに出演。1987年に渡米し、1989年にはジュリアード音楽院の大学院修士課程を卒業。ピアノをM.キャーニン、H.ステッシン、室内楽をJ.ラタイナー、F.ガリミアの各氏に師事。
ジュリアード在学中よりソロ、室内楽と幅広く活躍し、アーティスト・インターナショナルのリサイタル賞を受賞し、1991年にカーネギー・リサイタルホールにてデビュー・リサイタルを行う。同時に本格的な演奏活動にはいり、同年日本に於いて韓国大使館後援によるリサイタルを開く。これまでにカリフォルニア州サンノゼシンフォニー、紀尾井シンフォニエッタ東京、を始めとする各地のオーケストラに招かれ協奏曲等を共演、いずれも高い評価を得ており、ニューヨークではリンカーン・センターのエヴリー・フィッシャー・ホール、アリスタリー・ホール、92丁目YMHA内のカウフマン・オーディトリアム等の主要演奏会場で、またカリフォルニア州パサディナのアンバサダー・オーディトリアム等を始めとする全米各地で度々演奏し、ロサンゼルス・タイム紙、ストリング・マガジン等より好評を得る。現在までに米国内で演奏会を行った州は30州以上に及ぶ。
その他、WQXR、WNCN、NPR等のFM番組でもその演奏を度々放送され、更にヨーロッパ、日本、韓国、カナダ等で演奏活動を行う。また、1996-97年のシーズン中にはピアニストの江口 玲と共に、計1ヶ月にわたる豪華客船上でのデュオピアノリサイタルシリーズを行い、絶賛を博した。

現在世界各地で演奏活動をすると同時に、13年間に及ぶ故ドロシー・ディレイ女史のアシスタント・ピアニストとしての実績とともに、ジュリアード音楽院で若い世代のヴァイオリニストのパートナーとして無くてはならない存在である。また、歌曲の伴奏にも意欲を示して各地で演奏活動を行っている他、ジョハンセン国際バイオリンコンクール、アレンタウンシンフォニーコンペティションの公式ピアニストを務めている。




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